北九州水素タウンを活用した実証研究(2011年度~2014年度)
【北九州水素タウンを活用した実証研究について】
経済産業省の「水素利用社会システム構築実証事業」の一環として北九州市に整備した水素タウンについての実証を継続実施するもので、市中に敷設した水素パイプラインによって、集合住宅や業務用施設等に設置する燃料電池や低圧水素充填装置に、効率的に水素を供給・利用する実証試験をするものであり、将来につながる水素タウンを実証するとともに、実証データの収集や技術的課題や運用面での課題抽出を行います。
【実証研究項目】
- 水素パイプラインによる水素供給技術の実証
- 公道に敷設した水素パイプラインによって、集合住宅や業務用施設等に設置する燃料電池等に水素を効率的に供給する実証を行うとともに、経年によるパイプラインの耐久性を評価します。
- 純水素型燃料電池等の多用途・複数台運転実証
- 集合住宅や業務用施設、水素ステーション等に設置した燃料電池、および蓄電池と太陽光発電の連系システムなどの実証運転を通して、実証データの収集や技術的課題や運用面での課題抽出を行うとともに、これら利用機器の経年による耐久性を評価します。
- 小型移動体への水素充填実証
- 水素の用途を広げるために整備された小型移動体(燃料電池自転車、燃料電池ローリフト)で用いられる水素容器用の充填装置の運転実証を行い、水素充填方法などの課題抽出を行います。